熊本県立人吉高校同窓会「近畿繊月会」
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令和5年度(第29回)近畿繊月会総会のご報告
新型コロナウイルスの影響で3年間開催を中止しておりました近畿繊月会の総会懇親会を4年ぶりに大阪天満橋のキャッスルホテル「錦城閣」で開催いたしました。感染症の再流行も懸念されましたことから酒迎え会や名残り会等の催行を取りやめ極力行事を絞り込み総会懇親会のみの集まりとしましたが、コロナ禍の影響を引きずりながらも42名の同窓の有志が元気な顔を揃え久しぶりに古里の話に花を咲かせました。
しかしながら、さすがに3年間のブランクは大きいものがあり会の結成以来中心になり活動されてきた歴代役員の数人が鬼籍に入られ寂しいものがあり、また令和2年の水害で古里の家が無くなってしまったという人もありましたが、お互いの長生きと活躍を誓い合いました。
以下にその状況につきましてお知らせ申し上げます。
□開会
蔀義規幹事(定19期)の司会で第1部が進行されましたが総会開催に先立ちこの3年間に物故された味岡玲子元副会長、甲斐泉幹事長、村田洋一幹事ほか未把握の物故会員の冥福を祈り黙祷をささげました。
                   
◎第1部総会
開会の挨拶
玉井智子副会長(18期)が総会への出席に感謝の意を述べ総会の開始を宣言いたしました。
〇会長挨拶 澁谷周年会長(13期)
公私共にご多忙のなか遠路人吉から来駕頂いたご来賓のへの感謝の言葉を申し上げ参加した会員へ日頃の協力のお礼を述べ3年ぶりに活動を再開した近畿繊月会の拡大発展の展望を披露しました。
〇来賓挨拶 岡本光雄同窓会本部理事長
日頃は人吉高校同窓会の諸活動に深いご理解とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。未曽有の水害から3年近くなり郷里人吉も完全にとは言えないものの着実に復興しております。30近くあります宿泊施設もその多くが営業を再開されております。同窓会では現在11月10日の人吉高校創立100年記念式典に向け各種活動を展開いたしているところでございます。記念行事のひとつとして母校にマイクロバスの寄贈を計画いたしておりまして既に1台は納入済みでございます。1億円を目指しております寄付金につきましてはおかげをもちまして現在その半分ほどを達成しておりますが、まだまだ努力が求められております。本日も寄付金振込用紙を持参したところでございますので再度のご協力をお願いいたします。
結びに近畿繊月会の更なる発展と会員の皆様ご健勝ご多幸を祈念申し上げます。
〇来賓挨拶 桑田幸一郎本校副校長
本来でございますと校長の中川泰が参上してご挨拶を申し上げるべきところでございますが身内に不幸があり急遽副校長の私が出てまいりました。私は人吉高校の29期卒業で多くの皆様の後輩ございます。令和2年の水害に際しましては多大なる義援金をお贈りいただきまして有難うございました。厚くお礼を申し上げます。ところで、人吉高校の現状につきましてはお配りしております資料に示す通りでございますが、すべての面におきまして目覚ましい活躍をしております。各種クラブ活動では全国大会や県大会入賞しておりますし、大学進学も国公立大学や私立大学への進学も県下で優秀な実績を示しております。
また、地元企業へ就職し地元のため貢献している卒業生もたくさんおります。
〇報告 事務局長 内田憲幸(10期)
221名の方に本総会懇親会の案内をいたしましたが、11通が宛先不明で返送され半分ほどの123名の方から返事のハガキを頂きました。2通はお子様からの父母死亡の連絡でありました。施設に入っているとか病気で歩けないという返事もあり結局本日の出席者はご来賓の3方を含めて42名であります。
資料にこれまでの総会の年次別出席者を示しておりますがこれまでの最低であります。本年1月本部の方で新しく卒業生名簿が発行されましたので次回はこれをもとに近畿在住の卒業生を抽出し多くの同窓生の結集を計りたいと考えております。
会計につきましてはこの3年間総会を開催しておりませんので協賛金等の収入が無く令和3年には資金が枯渇しましたので昨年11月役員有志に協賛をいただき20万円ほどを集め何とか今回の総会に漕ぎつけました。なお、人吉水害につきましては会から10万円の義捐金を本校に送りました。現在8万円余りが残っております。
〇 OB講話 西田頼昭氏(併設中学卒)演題「文化交流使節随行した海外事情アラカルト」
私は終戦後の学生改革のなかで旧制中学と新制高校の繋ぎに一時的に作られた併設中学の卒業生でございます。娘婿の能楽観世流シテ方河村晴久が文化庁から文化交流使を拝命した機会に50日間ほど随行してアメリカとカナダを実演と講演をして廻りましたがこの時の印象が極めて強烈でございましたのでそのことにつきましてお話したいと思います。
アメリカではハーバード大学やブラウン大学、アーモスト大学等を、またカナダではトロント大学等を廻りました。個別にお話ししますと長くなりますが、一言で申し上げますと能楽はアメリカやカナダでは日本の伝統文化として予想以上に高く評価されているということでございます。日本人以上に能楽に造詣の深い人もありまして、大学には研究所や研究室も作られております。日本発祥の能楽が世界的に関心を集めておりますことに感動し日本国内でも更に研鑽普及に努めなければならないと自覚して帰国いたしました。
◎第2部 懇親会
司会が細田尚子幹事(24期)に代わり西田幹事長の音頭で乾杯をして懇親会が開始されました。初めて参加された方もあり、また、十数年ぶりに参加された人も居て3年ぶりの再会は大いに盛り上がり球磨弁が飛び交い和気あいあいの内に閉会を惜しみながらのお別れとなりました。
◇記念品贈呈
来賓の岡本理事長、福司山評議員、鍬田福校長の3氏とOB講話講師の西田頼昭氏に一番若い期の女性から記念品が贈呈されました。
◇自己紹介
卒業年次の古い方からテーブルごとに自己紹介を実施しましたが、各人趣のある面白い話を披露し笑いこけたたり涙を流す場面が続出しました。
◇中締め
監事の廣田稔氏(17期)の指導で数回大阪締の練習をして最後に大きな声で中締めをして令和5年度の総会懇親会を終了しました。
◇閉会
玉井智子が閉会の挨拶をして散会となりました。
以上