熊本県立人吉高校同窓会「近畿繊月会」
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平成27年度総会開催結果
平成27年度の近畿繊月会総会は、平成27年4月12日(日)午前11時から京都市下京区の「京都タワーホテル」で75名の会員が参加して開催されましたが、その状況は以下のとおりでありました。
□開会司会:梶原成二朗幹事(32期)
(開会に先立ち昨年総会後の役員会で選任された坂田征機(14期)、馬場サト子(14期)の両副会長が紹介され、さらにこの1年間に物古された会員のご冥福を祈り黙祷が捧げられました。)
開会の辞坂田征機副会長(14期)
京都で商売をされている坂田副会長らしく「おいでやす。」と京都弁であいさつがはじまり「ゆっくり京都の春を楽しんで下さい。」と歓迎の言葉を述べ、「おおきに。」と締めくくった。
第1部  講 話
古里講話「高原海軍飛行場〜球磨人吉も戦後70年」  前田一洋氏(7期)
球磨人吉盆地が世界文化遺産として登録申請運動がなされているなど、古里の現状についての話があり、その後戦前相良村高原高地にあった「人吉海軍航空隊飛行場」の地図と写真を示しながら「飛行場建設に至る太平洋戦争の戦況」、「飛行場の建設と飛行訓練の状況」「歳若い予科練習生実態」、更には「戦後の航空隊と飛行場の状況から朽ち果てた防空壕の残る現状」について説明され戦争の悲惨さと平和の必要性を強調された。
OB講話「近畿繊月会再結成20年を振り返る。」 甲斐泉氏(2期)
(要約)繊月会の結成については総会資料に書いてある通りであるから省略して前田さんが話された「高原飛行場」についての話をしたい。何故なら、飛行場は私が生まれ育った相良村の「井沢地区」に作られ当時中学3年生であった私は勤労動員でその建設に従事したからである。朝鮮人の現場監督に叱られながらコンクリート打ちをしたが、勉強はそっちのけで家の庭みたいなところで工事に従事したので一日中飛行場で過ごしていた。前田さんの話にあった3月18日の空襲についても良く覚えている。西村駅の上でピカット光ったと思ったら編隊を組んだ米軍の飛行機が機銃掃射をはじめた。私は急いで防空壕に逃げ込もうとしたが腰が抜けて動けなかったことを覚えている。幸い怪我もなく無事であったが苦々しい戦争の思い出である。
■第2部総会
(1)会長あいさつ 会長 内田憲幸(10期)
66名が参加して結成総会が開催されてから20年が経過しました。本日は75名 の同窓生が集まることができましたが、この間近畿繊月会の維持発展のために尽力された歴代役員と多くの会員の皆様に心から厚く御礼を申し上げます。
今回の県教育委員会の人事で嬉しいことに10年ぶりで母校人吉高等学校卒業の校長先生が誕生しました。異動直後のお忙しい中にもかかわりませず、本日32期生の深水裕二校長先生がおいでいただいております。
司会の梶原幹事が同級生ですが、本日参加者の最年少です。同窓会の参加者が校長先生が最年少というのはいただけません。これからは若い会員の発掘に努め会の若返りと活性化図るため頑張りましょう。
(2)本部会長あいさつ一般財団法人人吉高等学校同窓会理事長 鳥井正徳(9期)
近畿繊月会の結成20回目の総会おめでとうございます。日頃は同窓会活動へのご協力ありがとうございます。去年は急遽会長代理ということで参りましたので日帰りで失礼をしましたが、今年は正式に会長として参りました。
昨年は母校の創立90年ということで同窓生の皆さんにはいろいろと記念行事にご協力をいただきましたが、寄付をいただきました運動場の拡張整備につきましては総会議事冊子の資料「3」にございますように立派に完成いたしました。この運動場は「同窓会グランド」と名付けられまして広く在校生に利用されています。このグランドの運営管理の関係上同窓会が法人化されまして正式に言いますと私は「一般財団法人人吉高等学校同窓会理事長」であります。
少子化の関係で在校生も減少しておりますが、現在球磨人吉の悲願は人口の増加でございます。このまま人口の減少が続きますやがて人吉市の人口は3万人を切ってしまうと言われていますし、球磨郡の町や村は全て消滅してしまう運命にあります。どうか皆さんも郷里に帰って来てください。
(3)本校校長あいさつ 熊本県立人吉高等学校校長 深水裕二(23期)
今春の異動で馬場校長先生以来10年ぶりで人吉高等学校卒業の校長として赴任しました32回卒業の深水裕二でございます。少子化で在校生は減少しましたが、後輩達は至って元気であります。今年も国公立大学への合格者が100名を超えました。これは熊本市内の高校を除けば玉名や八代、天草を抜いて郡部ではトップであります。大学進学ばかりでなくクラブ活動においても優秀な成績を挙げておりまして、体育においても文化活動においても多くの個人や団体が県下の大会で優勝し全国大会に歩を進めております。
(4)報告事務局長代行 内田憲幸(10期)
今回は370数通の案内状を出したが、174通の返信ハガキが帰ってきた。昨年は750通余りの案内状に180通の返事があったので返事は今年と変わらない。
しかしながら、いつも残念なのは「高齢で退会したい。」とか「病気で参加出来ない。」というハガキが来ることである。総会に参加出来ない同窓生のみなさんのためにも同窓会活動を盛んにして活動報告を継続していきたい。
第3部 懇親会
◎乾  杯:服部史朗相談役(2期)の音頭で乾杯。懇親会を開始。
◎校歌斉唱:時間なく前田一洋氏(7期)指揮で「・・・ああ人吉人吉高校」のみを斉唱。
◎土産贈呈:本部会長、校長先生、前田講師、甲斐講師に佐野すみ子、津幡千百合       細田尚子、藤野みつ子の女性会員が贈呈。
◎自己紹介:卒業年次の若い方からテーブルごとに全員が自己紹介。
◎大坂締め:廣田監事が大阪財界の基礎を築いた五代友厚の業績を紹介し、その生涯を描いた映画を製作することを発表、大阪独特の「大阪締め」で中締め。
◎閉会の辞:馬場サト子副会長が閉会のあいさつをして総会本番終了。
◇番外1「酒迎え」総会前夜
役員等13名が京都駅前「炭火焼すいしん」で鳥井本部会長、深水校長先生、古里講話 講師前田一洋夫妻を囲み酒迎え会を開催し遠来の労をねぎらいました。
◇番外2「名残会」総会翌日
午前10時JR宇治駅に集合、古里講話講師の前田夫妻を含め19名が降りしきる雨の中、昨年9月解体修理が完了した「宇治平等院」に参拝、平安時代の創建当時のように塗り替えられた鳳凰堂を見学、金色に輝く阿弥陀仏に手を合わせました。
本来であれば宇治塔の島の桜の下で花見をしながら食べる予定の花見弁当を東京から参加した人が泊っている「宇治第一ホテル」の居室で食べ、雨の「醍醐の花見」と洒落込みました。真言宗大本山醍醐寺の雄大さに驚き、荘厳な桃山文化の粋を集めた「三宝院の景観に目を見張りました。
その後、地下鉄で二条に移動、拝観入場締め切り時間ギリギリに「二条城」に入りましたが、二条城の枝垂れ桜はまさに満開、最後に名残の京都の桜を満喫致しました。
以上
平成27年度の総会は以上のような状況で終了いたしました。ご協賛をいただき総会の 開催にご協力をいただきました多くの同窓生の皆様に心から厚くお礼を申し上げます。 本当にありがとうございました。
近畿繊月会 会長 内田憲幸