熊本県立人吉高校同窓会「近畿繊月会」
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近畿繊月会平成30年度(第23回)総会・懇親会開催結果報告
近畿繊月会第23回総会・懇親会は、平成30年6月24日(日)大阪福島の「ホテル阪神」で55名の同窓生の参加のもとに盛大に開催されました。その状況につきましては下記の通りでありましたから報告いたします。
□開会
総会は蔀義規幹事(定19期)の司会で開始され、玉井智子副会長(18期)が開会の辞を述べこの1年間の物故会員、坂田征機会長、蔵谷敬次朗さん、中島照全さん、本郷宣勝さんの冥福を祈り黙祷をささげました。
                 
◎第1部総会
@会長代行あいさつ 服部史朗(2期)
近畿繊月会は阪神淡路大震災を契機に再発足し「決して再休眠をさせてはならない。」を合言葉に会員相互の友好交流に努めてまいりましたが、少子高齢化の時代を迎え他の同種団体と同じように会員の高齢化は否めず会員の減少と活動の低下を招いております。
そのため今年は平成23年に発行されました卒業生名簿を洗い直し近畿地方在住の卒業生に総会開催の案内状を出しました。その結果9名に初参加がありました。
早急に新しい会長を選出して執行部体制を確立し会の活性化に務めなければなりません。今回多くの初参加の会員がありましたことを教訓に更に新会員の発掘に務め近畿繊月会の拡大発展のためにご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
A来賓あいさつ
〇人吉高等学校同窓会会長  鳥井正徳氏(9期)
18日の大阪北部の地震で近畿繊月会総会の開催を心配しましたが、このように無事開催されますことを心よりお祝い申し上げます。この春校長先生が替わられましたが、皆様の母校人吉高等学校は優秀な成績を上げております。在校生や卒業生の活躍につきましては校長先生から話があると思いますが、心配なのは球磨人吉のことであります。
球磨人吉の人口の減少は甚だしく若くて元気な働き手が不足しております。東京大学の合格者を出すなど優秀な人材を輩出しておりますが、その多くが東京や大阪で就職し残念ながら故郷には帰りません。古里球磨人吉の再興と発展のために優秀な人材の里帰りを切望する次第であります。
〇校長先生あいさつ    光永幸生氏
この春の異動で人吉高等学校の校長に就任いたしました光永でございます。残念ながら人吉高校の卒業ではありませんが、かって13年間人吉高校で教鞭をとっていましたので人吉高校の凖同窓生だと思っています。子供たちも球磨弁ですし人吉を第2の故郷だと思っております。その懐かしい人吉高校に校長として再度赴任することができまして本当にうれしく思っております。
ところで在校生の活動状況ですが、今年は50年ぶりに東京大学の医学部に合格者を出したのをはじめ多くの国公立大学や有名私立大学に合格者を出しております。また公務員試験にも多くの合格者を出しました。これは熊本市内の熊高や濟々黌に次ぐ合格者であり皆様の後輩が頑張っている証拠であります。
勉強ばかりではありませんで、体育や文化のクラブ活動におきましても全国大会や九州大会で入賞するなど華々しい成績を挙げております。
これら業績を引き継ぎ更に向上させてまいりますのでこれまで同様在校生へのご支援をよろしくお願い申し上げます。
B報告事務局長内田憲幸(10期)
会員の減少と会の活動の停滞を打破することを目的として今回は案内状を従来把握の会員230名余に加えて新たに平成23年に発行された卒業生名簿から近畿在住の同窓生を抽出し465名の方に出しました。その結果190通の返事があり55名の方が総会に参加されました。このうち9名の方が初めて参加された方でこれほど初参加者が多いのははじめてのことであります。今後も更に会員の拡充と会の活動の活発化を図り会員相互の友好交流と母校人吉高等学校の発展のために務めてまいりますのでご協力をよろしくお願いいたします。なお、会計報告と昨年度の協賛者につきましては資料に示す通りであります。
C講演 前田一洋氏(7期)
〜演題「郷土の偉人・犬童球渓」〜
犬童球渓先生は明治12年西南戦争の2年後、人吉城大手門の前でお生まれになりました。球磨高等小学校を卒業後16歳の若さで渡小学校の代用教員となられましたが、成績が優秀なことから有志の支援で熊本師範学校に進まれました。師範学校を卒業され宇土の網田小学校に赴任されましたが、翌年熊本県の推薦で東京音楽学校に進まれ更に音楽の道を究められ兵庫県の柏原中学や新潟県立新潟高等女学校で教鞭をとられました。この間あの有名な「旅愁」や「故郷の廃家」の名曲を作られました。その後郷里に帰られ球磨人吉の子弟の音楽教育に務められ人吉中学の校歌など多くの曲を作っておられます。
ここで私がピアノを弾きますから全員起立してこの歌を歌い郷土の偉人犬童球渓先生を偲びましょう。
〜全員起立して「旅愁」と「故郷の廃家」斉唱〜
Dミニコンサート出演  沢井  明氏
人吉高校27期卒業のティチクレコード沢井明さん(本名内布正敬)が持ち歌の「あまのじゃく」や「東京海峡」等を約20分間のわたり歌とトークで熱唱され大喝采を受けられました。
◎第2部 懇親会
司会を細田尚子幹事(24期)に交代し懇親会が開始されました。
☆乾  杯:甲斐泉幹事長が声高らかに乾杯の音頭を取り懇親会開始
☆土産贈呈:来賓と講師・出演者に玉井智子副会長から記念品を贈呈
☆自己紹介:全員の予定のところ初参加者が多いので初参加の方に多くを語ってもらう。
☆中締め担当の廣田監事が急用で中座したので大阪締めに代え内田事務局長が青井阿蘇神社の国宝記念館普
請への寄付金の依頼と映画「五代友厚」への協力を依頼した。
☆閉会の辞:大川英登副会長(18期)が閉会の挨拶をして総会懇親会は無事終了。
☆二 次 会:総会懇親会終了後有志24名が参加して同ホテル7階の「カバレロ」でカラオケ大会を開催、本職の沢井明氏の指導を受けおおいに盛り上がりました。
◇番外編1 酒迎え
総会前日の23日夕方6時から阪神ホテル2階の和食レストラン「花座」で会長代行と9名が遠来の校長先生と本部会長、前田一洋氏らを囲み恒例の酒迎え会を開催しました。
◇番外2 名残会
総会の翌日午前10時、「大河ドラマ西郷どんの京都の足跡を訪ねて」と題して10名の有志が京阪電車「淀駅」ホームに集合、江戸幕府崩壊につながる鳥羽伏見に戦いの発端の地と激戦の地を展望、三条駅で下車、池田屋騒動の地と薩長同盟の片方長州藩京都屋敷跡を見学後タクシーで京都御所近衛屋敷跡に移動しました。
西郷隆盛が朝廷や幕府工作の拠点とした近衛屋敷跡で今も残る近衛池を眺めながら将軍家茂に嫁ぐまでの日を公家筆頭近衛家の養女として過ごした「篤姫」のことを思いながら近衛桜の木陰で弁当を開きました。
その後、薩長同盟が協議され決裂したとされる薩摩藩京都屋敷跡の同志社大学の構内を横切り烏丸上立売の観世流「河村能舞台」まで歩く。河村能舞台では当主の河村晴久氏が1時間にわたり自ら謡曲謡いながら能を舞い詳しく説明をして頂き能の奥深さを悟りました。
以上